NovelAI 生成プロンプトのコツ

NovelAI Diffusion V4.5 で画像を生成する際の、プロンプト作成テクニックのメモです。タグの妥当性は Danbooru 系の実在タグに準拠しています。なお本サイト自体の操作手順 使い方ページ、NovelAI 以外のモデルで使う場合 対応モデルページにまとめています。

※ 本ページは 2026-07 時点の NovelAI Diffusion V4.5 を前提に記載しています。記法・挙動は更新されることがあります。なおNovelAI Diffusion V5 のアップデートが告知されています。提供が始まり次第、本ページと辞書の対象モデルを順次見直します。

記述方法(書き方・記法)

プロンプトの基本

  • 英語の Danbooru 系タグを「, 」(カンマ+半角スペース)で区切って並べます。
  • 並び順は影響します。重要な要素ほど前方に置くと効きやすい傾向があります。
  • 盛り込みすぎると要素が薄まるため、狙いを絞るのがコツです。

強調(ウェイト)の付け方

  • 数値強調(V4 以降)1.5:: tag :: のように、タグの前に倍率を書いて末尾を :: で閉じます(1 より大きいと強調 / 小さいと弱める)。
  • 負の強調(V4.5 以降)-1:: hat :: のようにマイナス値で「狙って消す・概念を反転させる」ことができます(ネガティブ欄より ピンポイントに効きます)。
  • 旧記法{tag} で強調 / [tag] で弱める(重ねるほど効果が増す)。全モデルで使えます。
  • 強調は破綻しやすいので、まずは 1.1〜1.3 倍程度の控えめから試すのがおすすめです。
  • SD 系のツール(AUTOMATIC1111 / ComfyUI など)では書式が違い、(tag:1.2) と書きます(対応モデルに対応表)。
  • 「大きさ・多さ」は強調で作るものではありません。それらはlarge breasts のような専用の実在タグで指定します(次の大きさ・長さ・多さの指定参照)。強調はあくまで「効きの微調整」です。

※ 本サイトの「トレイに追加」で貯めたタグは、トレイ内の −/+ で強調を付けてコピーできます(この記法で自動出力。操作は使い方参照)。

大きさ・長さ・多さの指定

大きさ・長さ・多さは、large breasts(大きい胸)のように対象名の直前に形容語を付けて指定します。色と同じく、これらは Danbooru の実在タグなので単体で安定して効きます。

  • 程度は段階の語句を差し替えて選びます。強調で無理に大きく・多くするのではなく、下のラダーから狙った段階の語句を選び、 対象名の前に付けます。
  • 強調(ウェイト)との違い:形容語は「どの概念か」を選ぶもの、:1.2 系の強調は「その効きの強さ」を変えるものです。まず正しいタグで狙い、 効きが弱いときだけ 1.2:: large breasts :: のように軽く重みを足すのが安定します(強調(ウェイト)の付け方参照)。

程度(大きさ・太さ・長さ・数・量)は、段階を表す語句を弱→強で選びます。一覧は語句だけを並べています(small のように汎用の形容語で、対象名の前に付けて使う)。各語句はクリックでコピーでき、何に使えるかは各行の「例」(対象+実タグ) を参照してください。

大きさ小 → 大
例) large breasts huge assペニス large penis乳首 huge nipples乳輪 large areolae睾丸 large testicles
太さ・幅細い ⇄ 太い・広い
例)くびれ narrow waist太もも thick thighs wide hips
長さ短 → 長
例) long hair long fingernails
数(人・物)少 → 多
例)女性2人 2girls女性多数 multiple girls男性多数 multiple boysコンドーム多数 multiple condoms触手多数 tentacles
多量
例)精液 excessive cum愛液 excessive pussy juice陰毛 excessive pubic hair

※ 一覧は程度を表す語句です。上の「例」のように対象名の前に付けて使います (網羅は辞書側に収録)。両端の段階gigantic / absurdly long など)は該当タグの投稿数が少なめで、再現性が控えめなことがあります。

全身の体型curvyplumpmuscularpetite など)は、対象名を付けず単体で使う別系統です (体全体にかかるため「◯◯の前に付ける」形ではありません)。詳しい語は辞書で探せます。

※ 大きさ・長さ・数・量など程度(大小・多寡)を表す語の一覧サイズ・量・程度チートシートにまとめています。

色の指定

  • 色は red dress(赤いドレス)のように 対象名の直前に付けます。代表色つきの複合タグは Danbooru の実在タグなので安定して効きます。
  • 髪・目・肌なら blonde hair / blue eyes のように、部位名の直前に色名を置きます。
  • 色は無限にあるため、辞書では 代表色(赤・白・黒など)の例だけを収録 しています。他の色は同じ要領で色名を差し替えて使ってください。

※ 色を複数並べると別部位へ色がにじむ「色移り」が起きます。対策は④ 書き方のアドバイスで解説します。

レーティング(露骨さ)の指定

  • rating:general / rating:sensitive / rating:questionable / rating:explicit の4段階で、生成物の露骨さの帯を明示指定できます(左ほど健全・右ほど露骨)。
  • NSFW を狙って強めるならrating:explicit、逆に過度な露骨さを避けたいときはrating:general / rating:sensitive を添えます。
  • Curated モデルは既定で健全寄り(rating:general が推奨末尾に入る)です。露骨な指定は Full モデルの方が素直に出ます(モデルの選び分け参照)。

※ レーティングは全体の傾向を寄せるスイッチです。具体的な描写は各行為・部位の 実在タグ(辞書で日本語から引けます)で指定します。

画風・作家・年代の指定

  • 画材・画風(medium タグ)watercolor (medium)(水彩)/ copics (medium)(コピック) のように、画材名で絵のタッチを切り替えられます。
  • 作家風(アーティストタグ):特定の絵柄に寄せるタグ。NovelAI 用にテスト済みのタグを使うのがコツで、効かない場合は {drawn by 名前} という言い換えも試せます。効果を強めたいのでプロンプト前方に置きます。
  • 年代(year タグ)year 2008 のようにyear XXXX で、その頃の絵柄の傾向へ寄せられます。

※ V4/V4.5 では一部の記号タグが説明的な名前に改称されています(例 vpeace signdouble v double peace)。旧記号で出ないときは新名を試します。

※ 特定作家名タグの利用・公開は権利面の配慮が必要です。個人利用にとどめ、 絵柄をそのまま模倣した公開は避けるのが無難です。

品質を整える(定番タグ)

品質を上げる定番タグ(先頭に置く)

作画品質・スタイルを底上げするタグは、プロンプト先頭にまとめて置くのが定番です。

very aesthetic, masterpiece, best quality, no text

※ 本辞書では大分類「品質・画風」に該当タグを収録しています。この定番セットは「品質プリセット」として 1 エントリにまとめてあるので、検索してそのままコピー/トレイ追加できます。

最適な品質タグはモデルで少し異なりますmasterpieceV4.5 専用(V4 ではtop aesthetic)、very aesthetic / no text は共通です。屋内外を決めずに場所を出したいときのlocation を先頭付近に足すのも定番です。生成ツールの「Add Quality Tags」を ON にすると、これらは自動で末尾付与されます。

データセットタグ(先頭に置く)

特定の作風データを呼び出す特殊タグ。効果を最大にするためベースプロンプトの最初に置きます。

  • background datasetV4.5 以降):人物のいない風景・静物・動物などを写真的なタッチで生成しやすくします。背景を主役にしたいときに。
  • fur datasetV4 以降):ケモノ(furry)系の作風データを呼び出します。

※ 本辞書は背景・ロケーションを代表のみ薄く収録する方針です。凝った背景は このタグを先頭に足して補えます。

ネガティブプロンプト

画質崩れ・不要物を抑える語は positive ではなく、生成ツールのネガティブプロンプト欄(Undesired Content)に入れます。

bad anatomy, bad hands, lowres, worst quality, watermark, signature

※ 本辞書で大分類「ネガティブ推奨」のタグ(赤いバッジ)がこれに当たります。

NovelAI の便利な機能

複数キャラの指定(キャラクタープロンプト)

  • V4 以降は、1 枚の絵に最大 6 人のキャラを指定できます。ベースプロンプト(場面・画風・ライティング)と、キャラごとのキャラクタープロンプトに分けて書きます。
  • 人数タグ(2girls / 2boys)はベース側だけに置き、各キャラ 欄は girl / boy のように数を付けず書くと混ざり にくくなります。
  • 位置は「AI's Choice」を外すと 5×5 グリッドで大まかに指定できます(あくまで 目安)。片方の特徴が相手に移る「混ざり」は、そのキャラのUndesired Content 欄で打ち消せます。

キャラ同士のインタラクション(source# / target#)

  • 2人が関わる行為タグは、頭に接頭辞を付けて「する側・される側」を指定できます。各キャラ欄に書きます。
  • source#する側(能動)/ target#される側(受動)/ mutual#相互(両者が同じ行為)。
  • 例:抱きしめる側に source#hug、抱きしめられる側に target#hug。相互に抱き合うなら両者に mutual#hug
  • 1キャラにつき行為タグは1つまで(mutual# の場合を除く)。絡み・愛撫・口づけなど2人が関わる行為で、相手役への特徴の 混ざりを抑えるのに有効です。

※ この記法は常に効くわけではありません。うまく伝わらないときは、自然文で 「誰が誰に何をしているか」を書き添えると安定します。

画像内に文字を入れる(Text: 記法)

  • プロンプトに text, english text を入れ、プロンプトの最末尾 Text: 入れたい文字 と書きます(V4 以降)。
  • Text:必ず一番最後に置きます。後ろに 他のタグがあると、それらが文字として絵に出てしまいます。
  • 目安は120 文字以内。複数のセリフは Shift+Enter の空行で区切ります。
  • V4 では綴りが不安定なとき全て大文字にすると改善します(V4.5 では不要)。

※ 品質タグには no text が含まれます。短い文字が出ない ときは、品質タグ(② 品質を整える)を一時的に外して試します。

※ 吹き出し・擬音・喘ぎマーク(speech bubble / sound effects / spoken heart など)は本辞書の大分類「テキスト・効果音」から日本語で引けます。

Vibe Transfer(画風を画像で寄せる)

参照画像を渡すと、その画風・雰囲気を抽出して新しい生成へ引き継げます (ControlNet の設定なしで手軽)。シリーズものやセットで絵柄を揃えたいときに 便利です。プロンプトだけでは安定しない「画風の統一」をカバーします。

モデルの選び分け(Full / Curated)

V4.5 にはFull(広いデータセット。ニッチ・特殊な要求に強い)とCurated(整理された集合。破綻しにくく素直)の 2 種があります。NSFW やマニアックな指定は Full が出やすく、安定重視なら Curated が扱いやすい 傾向です。

生成時の書き方のアドバイス

色移り(color bleed)対策

  • 色付きの衣装・部位を複数並べると、別の要素へ色がにじむ色移りが起きやすく なります。狙いの色は要素ごとに 1〜2 個までに絞ると安定します。
  • 髪・目・肌の色と衣装の色を同時指定するときは、近い色同士を避けると混ざり にくくなります。
  • どうしても混ざる色は、上の負の強調-1:: 色名 ::)で対象外の部位から差し引く手もあります。

関係性・職業ロールは「組み合わせ」で示唆する

  • 「義父」「担任」「上司」のような関係性そのものは絵に映らないため、単独タグ では出せません。代わりに見た目の定番要素を組み合わせて示唆します。
  • 例:男性教師なら mature male, dress shirt, necktie、 医者なら lab coat, stethoscope、 上司なら mature male, business suit のように、年齢感・服装・小物を重ねます。辞書ではこうした相手役のアーキタイプを まとめて 1 エントリにしています。
  • 背景(classroom / office など)や状況タグを足すと、狙ったロールに寄せ やすくなります。

行為(NSFW)シーンの組み立て例

性的なシーンは、核 → 状態 → 体液 → 構図の順にタグを重ねると意図が伝わり やすくなります。各要素は本辞書で日本語から引けます。次は「女性上位で正常位挿入」の一例です。

  • は「行為+挿入部位+体位」をセットで(例 sex, vaginal, cowgirl position)。体位単体では挿入が 伝わらないことがあります。
  • 状態・体液blush / cum in pussy など)で生々しさや事後感を足します。
  • 構図pov / from above など)と背景で見せ方を決めます。相手役は 上の「関係性の示唆」と組み合わせられます。
  • 盛り込みすぎると破綻するので、核+数個の状態から足していくのが安定します。

NovelAI 以外のモデルで使う場合

本ページの内容は NovelAI 前提ですが、辞書に載っているタグ自体は Danbooru の実在タグなので、Illustrious・NoobAI など Danbooru 系のモデルでも通用します。持ち込めるもの・持ち込めないものは次のとおりです。

  • そのまま使える:行為・体位・部位・体液・服装・表情・構図などのタグ本体。
  • 読み替えが要る:強調記法(SD 系は (tag:1.2))と、先頭に置く品質タグ
  • 使えないsource# / target#Text:、データセットタグなど NovelAI 固有の機能。

※ モデル別の相性と記法の対応表は 対応モデル ページにまとめています。

参考リンク(NovelAI 公式)